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冬に気を付けたい「暖房病」とは?症状と原因、上手な暖房の使い方を解説!

date:2025/01/07

冬に気を付けたい「暖房病」とは?症状と原因、上手な暖房の使い方を解説!

冬の室内で頭痛やめまい、倦怠感などを感じたことはありませんか?もしかすると、「暖房病」と呼ばれる症状かもしれません。そこで今回は、暖房の使いすぎによる暖房病の症状や原因、暖房器具の上手な使い方をご紹介します。暖房との上手な付き合い方を学んで、快適な冬を過ごしましょう。

■暖房病の症状と原因

暖房病とは、正式な病名ではなく、暖房を使用することによって起こる体調不良の総称です。

暖房を使用すると、部屋の空気が温まる一方、のぼせや隠れ脱水の症状が現れることがあります。温かい空気は上に行くため、エアコンを使用しても、部屋の空気全体が均等に温かくなるわけではありません。すると、上半身だけ温かくなり、頭痛やめまい、顔から汗が出るなど、のぼせた状態になることがあります。

乾燥による隠れ脱水にも注意が必要です。冬の冷たい空気は、空気中で保持できる水分が少なくなっています。そんななか、エアコンで空気を温めると、空気中の水分量が上がるため、相対湿度が下がり、肌から空気中へ水分が逃げやすくなってしまうのです。
加えて、積極的に水分を補給する夏場と異なり、冬は水分補給がおろそかになりやすく、無意識のうちに水分不足に陥りがちです。
暖房を使用しているときは、「喉が渇く」、「舌が乾燥する」、「皮膚をつまんだ後3秒以上元に戻らない」など、隠れ脱水の症状が出ていないか、注意しておきましょう。

また、ガスや石油など、燃焼系の暖房機器を使用しているときは、燃焼によって発生する一酸化炭素中毒にも注意が必要です。一酸化炭素中毒は、めまいや吐き気、頭痛のほか、放置すると命の危険もあるため、1時間に1~2回、1~2分の換気を行いましょう。

■上手な暖房の使い方

暖房病を回避するためには、湿度の保持と水分補給が大切です。燃焼系の暖房機器を使用している場合はもちろんのこと、空気が温まってきたときは同時に乾燥も進んでいます。

定期的な換気で、湿度を調整するよう意識してみてください。また、加湿器を使用したり、濡れたタオルや洗濯物を室内に干したりするとも、空気の過乾燥を予防できます。

また、サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させる方法もおすすめです。上のほうに行きがちな温かい空気を、サーキュレーターで動かせば、部屋全体が均等に温かくなります。暖房の設定温度を上げすぎず、空気の乾燥を予防できるでしょう。それでも足元が冷えるときには、靴下や防寒着を着用し、下半身からの放熱を防いでみてください。

加えて、水分補給も欠かせません。夏は汗をかくので水分補給を意識しますが、冬は意外と忘れがちです。暖房器具を使ったら水分補給を意識してみてください。

温かい飲み物を飲めば、体を温めるのと同時に水分補給ができます。たとえば、温かい紅茶や生姜湯、ルイボスティーなどは、血行を促進し、体の冷えを抑制する効果も期待できます。

■まとめ

冬場はついつい暖房の温度を高く設定してしまいがち。しかし、空気の温めすぎやそれに伴う乾燥は、暖房病につながる可能性があります。水分補給を意識しながら、温度・湿度を上手にコントロールして、冬の室内を快適に過ごしましょう。

【美容ライター】 富永ゆう

キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。