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冬場に注意したい「ヒートショック」とは?メカニズムや予防のポイントを解説

date:2025/12/02

冬場に注意したい「ヒートショック」とは?メカニズムや予防のポイントを解説

寒い季節に注意したい症状のひとつに、「ヒートショック」があります。とくに、高血圧の方や高齢の方は、健康リスクが高くなるため、命を守る工夫が大切になります。
この記事では、ヒートショックのメカニズムと、予防のためのポイントをご紹介します。ヒートショックを予防して、健やかな冬を過ごしましょう。

■ヒートショックのメカニズム

ヒートショックとは、温度変化によって血圧が乱高下し、体に強いストレスがかかる現象のことです。とくに、屋内と屋外、温かい部屋と冷えた廊下・浴室など、温度差が10℃以上あるようなシチュエーションでは、ヒートショックに注意が必要です。

血管は、冷えると収縮し、血圧が上昇します。反対に、温かくなると、血管は拡張し血圧が低下します。この温度差による血管の収縮・拡張と血圧の乱高下が起きると、脳や心臓に負担がかかるため、フラつく、気を失う、転倒するといったヒートショックの症状が出ます。

とくにヒートショックに注意したいのは、65歳以上の方。一般的に、高齢になるほど体温調整機能は低下し、血圧の変化に対応しにくくなるとされています。高血圧・糖尿病・心臓病などの持病をお持ちの方、血管の病気を持っている方なども注意が必要です。
また、ヒートショックは脱衣所や浴室、夜間のトイレ、暖房のない廊下や玄関といった場所で発生しやすい特徴があります。

■ヒートショックを予防するためのポイント

ヒートショックを予防するためには、温度差をできるだけ抑える工夫が大切です。
たとえば、ヒートショックが起こりやすい脱衣所・浴室は、入浴前に暖めておくとよいでしょう。浴室暖房を使用したり、小型の暖房器具を設置したりするのが理想的ですが、浴槽のふたを開けてお湯を張ることで、浴室全体を蒸気で温めておくことができます。

お湯の温度は熱すぎない41℃以下に設定しておきましょう。寒さが厳しい日は、熱いお湯に浸かりたくなるかもしれませんが、冷えた体で急に熱いお湯に入ると、ヒートショックのリスクが高くなります。体をお湯に慣らすために、かけ湯をしてから湯船に浸かりましょう。

また、寒い外から帰宅したあとは、暖房器具で少し体を温めてから入浴すると、冷えた体を少しずつ温めてから入浴できるため、ヒートショックを予防できるでしょう。また、飲酒後・食後に入浴しないことや、入浴前に水分補給をし、15分を超えるような長風呂を避けることなどもヒートショック予防につながります。

年齢や持病など、ヒートショックのリスクが高い特徴を持っている場合、入浴前に家族へ一声かけてから入浴するのも良い方法です。もしもの場合、速やかな対応を期待できるでしょう。ご家族からは、「お湯加減はどう?」、「着替え置いておくね」など、入浴中に声かけをするのもよいでしょう。

加えて、温かい部屋から、廊下に出る・トイレに行くといった場合は、上着を1枚羽織ってから出ることで、廊下やトイレの冷たい空気から体を守れます。部屋の出口に近い場所に、羽織るものを掛けておくのも良い方法です。

■まとめ

ヒートショックは突如症状が現れ、気づいたときには、転倒したり、意識を失ったりしてしまいます。
とくに冬場はヒートショックが発生しやすい季節ですので、寒暖差を抑える工夫をすることが大切です。今回ご紹介した情報も参考にヒートショックに注意して、健やかに冬を過ごしましょう。

【美容ライター】 富永ゆう

キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。