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サンゴにも肌にも優しい日焼け止めとは?選び方やおすすめ商品を紹介!

date:2024/04/01

サンゴにも肌にも優しい日焼け止めとは?選び方やおすすめ商品を紹介!

紫外線が気になる季節には、日焼け止めが欠かせません。しかし、日焼け止めの成分には、海のサンゴに悪影響を及ぼす可能性があることをご存じですか?
そこで今回は、サンゴと日焼け止めの関係をご紹介します。日焼け止めを選ぶときには、自身の肌だけでなく自然にも配慮してみましょう。

■日焼け止めの成分がサンゴに与える影響

美しい海を彩る「サンゴ(珊瑚)」は、海中の生態系にとって重要な存在であるだけでなく、自然の防波堤としての役割も担っています。しかし近年、このサンゴの白化現象が問題になっています。

サンゴの白化とは、サンゴの白い骨格が透けて見えるようになる現象です。温暖化や海洋汚染などにより、造礁サンゴに共生している褐虫藻が失われることが原因といわれています。

そして、わたしたちが普段使っている日焼け止めにも、海のサンゴに悪影響を及ぼす成分が含まれていることがあります。紫外線吸収剤である「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」といった成分が海に流れ出ると、サンゴの繁殖や成長のサイクルを乱し、最終的にサンゴを白化させてしまうことも……。

ハワイやパラオなどの国では、こうした化学物質を含む日焼け止めの販売や流通が禁止されています。タイでは、国立公園への持ち込みや使用が禁止されているので、海外旅行に行く際には注意が必要です。

■サンゴにも肌にもやさしい日焼け止めの選び方

サンゴに影響を与える成分は、紫外線吸収剤と呼ばれるものです。「オキシベンゾン」(ベンゾフェノン-3、BP-3)は、UV-A、UV-Bを吸収する成分で、SPF値の高い日焼け止めによく使われています。

また、「オクチノキサート」(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)は、UV-Bを吸収する成分です。白浮きしにくいナノ粒子の酸化チタンや、酸化亜鉛を含んだ日焼け止めも、サンゴに悪影響を及ぼす可能性があります。

サンゴにやさしい日焼け止めを選ぶなら、こうした成分を使っていない「紫外線吸収剤不使用」・「ノンケミカル」・「リーフセーフ」・「ビーチフレンドリー」といった表記のある日焼け止めを選んでみてください。

リーフセーフの日焼け止めは、紫外線吸収剤の代わりに、紫外線散乱剤を使っており、サンゴにもやさしく、肌への刺激も少ないとされています。ただし、白浮きしやすいほか、水に流れやすく、紫外線を防ぐ力が弱いデメリットもありますので、小まめに塗りなおして使うのがおすすめです。

たとえば『さんごでUV』は、防腐剤、鉱物油、石油系界面活性剤、合成香料、合成着色料、エタノールなどを含まない無添加の日焼け止めです。水に強く、色移りしにくいので、化粧下地としても使えます。

このほか、出かける場所に応じたSPF値を考えて日焼け止めを使い分けたり、紫外線の強い時間帯を避けたりすることも有効です。日傘、UVカット帽子、手袋など、日焼け止め以外のアイテムも活用してみましょう。

■まとめ

肌を守ることも大切ですが、美しい自然もかけがえないものです。せっかく情報として耳にしたのであれば、海で泳ぐ際には、サンゴにやさしい日焼け止めを選んでみてください。そして、日焼け止めだけに頼らない紫外線対策もお忘れなく! ご自身の肌も自然も、美しく保っていきましょう。

【美容ライター】 富永ゆう

キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。