2017/03/24 │ カテゴリー:野菜
野菜の種には種類があるって本当? 交配種と固定種の違いは?
春になったら家庭菜園を始めようかな……なんて考えている人もいるのではないでしょうか?
野菜を育てるのはとても良い気分転換になりますし、何よりも自分で作った野菜はとびきりおいしく感じますよね。
ところで、野菜を育てるために必要なのが「種」ですが、実は野菜の種には二つの種類が存在するということをみなさん知っていますか?
それは、「交配種(F1)」と「固定種」です。ホームセンターなどで野菜の種を買うと、パッケージに「○○交配」と書かれているものがあります。これが「交配種」です。
「交配種」と「固定種」の違いは?
私たちの腸内環境を大きく左右するのが、腸内に存在している細菌です。
人間の腸の中には100種類以上もの細菌が存在しており、大きく「善玉菌」と「悪玉菌」に分類されます。
善玉菌はヨーグルトなどに含まれているビフィズス菌が代表的です。善玉菌はビタミンを作り出したり、
体の免疫力を高めてくれたりといった良い効果を生み出してくれる優秀な菌です。
また、腸内の環境を酸性に維持することによって排便を促し、便秘の解消にもつながる菌です。
食物繊維も善玉菌を増やすために必要な栄養素です。 人間の消化酵素だけでは食物繊維を分解することができないので、善玉菌が分解し、エサとします。
食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、 水溶性食物繊維が便を柔らかく粘りのあるものに、不溶性食物繊維が水を吸収して膨らませて、
便を体外に排出するよう働きかけているのです。
一方、悪玉菌はさまざまな不調につながる厄介な菌です。悪玉菌は大腸に送られてくる 食べ物のかすに含まれているアミノ酸などを分解して、
有毒物質を生成してしまいます。また、排泄されにくい便を作るため、便秘の原因となります。
悪玉菌の増加は肌荒れの原因になる?
ホームセンターなどで売られている種は、最近は交配種が主流です。交配種は野菜をよりおいしく育てやすくするために、異なる品種を掛け合わせてできた種のことです。
そして固定種は交配させていない普通の種のことで、「単種」と呼ばれることもあります。以前から固定種は存在しており、交配種が現れるまでは、種と言えば固定種のことでした。
交配種と固定種、それぞれの魅力がある?
交配種は育てやすいように改良されている種なので、病気に強く、発芽や生育が揃いやすいため大量生産に向いているなどの特徴があります。
野菜を初めて育てる人にとっては、比較的扱いやすい種なのではないでしょうか。 ただし、交配種(F1)で育てた野菜からとれた種をF2と呼びますが、
F2で育てた野菜はF1で育てた野菜と同じようには育たないそうです。 つまり、一代限りの種とも言えるわけです。
交配種が主流でも、あえて固定種をセレクトするという人もいるようです。 固定種は交配種と違って発芽や生育のタイミングが揃いにくいですが、
その分、長期間収穫を楽しめるという魅力があります。 また、味に特徴やクセのあるものが多いとも言われており、野菜本来の味わいを堪能できるという一面もあるのです。
固定種の野菜は形がきれいではないかもしれませんが、それもまた、自然の形だと思えばよいのではないでしょうか。
昔ながらの種で野菜本来の味や形を楽しみながら育てるというのは、スーパーで売っている野菜を購入するのとは違う、家庭菜園ならではの醍醐味かもしれませんね!
固定種の持つそんな魅力に着目して、固定種にこだわって野菜を育てている農家も最近増えてきているようです。
美容や健康とは切り離せない野菜。野菜に興味のある方は、そのルーツとなる種のことも調べてみると楽しいかもしれませんね!
ライターの紹介
【美容ライター】 エンドウ
雑誌やWebを中心に、美容・健康をテーマにした記事を執筆中。自宅で簡単にできるスキンケアやダイエット方法を、自身で実践しながらみなさんに発信します。