新玉ねぎの甘味と、コクのある豚肉を甘辛く煮て、とろっとした卵で包み込んだ開化丼。明治時代の文明開化にちなんで名付けられたそう。
新玉ねぎは、普通の玉ねぎよりも実が柔らかく、甘みが強く辛みが少ないため食べやすいのが特徴です。新玉ねぎに含まれる
ファイトケミカル、
ケルセチンは強い抗酸化作用を持っており、紫外線ダメージや外的ストレスから身を守ってくれます。また、辛み成分の硫化アリルは、豚肉の
ビタミンB1の吸収を高める働きを持ち、新陳代謝をアップし疲労回復にもつながります。
春らしく過ごしやすい気候になってきましたが、日差しが強くなったり、昼夜の寒暖差で何かと疲れをため込みやすい時期。しっかりと栄養たっぷりの料理を食べて、すがすがしい春を迎えましょう。
長寿乃里・管理栄養士 大森
【材料】(2人分)
・豚こま切れ肉…150g
・新玉ねぎ…100g
・卵…3個
・〇ごと 万能おだし…40g
・水…100g
<水溶き片栗粉>
・片栗粉…小さじ1
・水…小さじ2
・温かいご飯…300g
・みつ葉や絹さや等…お好みで/適量
【つくり方】
1.豚こま切れ肉は一口大に切る。
2.新玉ねぎは薄切りにする。
3.卵はほぐしすぎず、大まかに溶く。
4.小さめのフライパンに、〇ごと万能おだし、水を入れて煮立て豚こま切れ肉を加える。
5.豚こま切れ肉に火がとおり、色が変わったら新玉ねぎを加えてさっと煮る。
6.一旦火を止めて、水溶き片栗粉を加えて混ぜる。
7.再び火を付けて溶きほぐした卵を入れて混ぜ、半熟状態になったら火を止める。
8.温かいご飯を器に盛り、上に7.を乗せる。お好みで三つ葉や絹さや等を添える。
【ポイントメモ】
・豚肉は、薄切り肉であればバラ肉等お好みのものでOKです。
・開化(花)丼・・・関西では他人丼とも呼ばれ、鶏肉以外の肉(豚肉や牛肉)を卵でとじた丼物をいいます。