ほたての旨味がしっかりと白菜にしみ込んだ煮物は、噛みしめるたびに旨味が出てきて、ほっとする味。ゆずの皮がアクセントとなり、さっぱりと仕上げてくれ食欲をそそる一品です。
白菜には、
イソチオシアネートと呼ばれるファイトケミカルが多く含まれており、抗酸化作用が高く、がん予防成分としても注目されている栄養素です。一緒に煮込む万能おだしは
7種のファイトケミカルが豊富なため、さらなる抗酸化作用が見込めます。また、ほたてには
タウリンと呼ばれるアミノ酸も豊富。心臓や肝臓の働きを高め疲れない身体をサポートします。
季節の変わり目で寒暖差が激しい中、疲れや老化の素となる酸化物質も体にたまりやすい時期。食品から錆びない身体をつくって、元気な生活を送りましょう。
長寿乃里・管理栄養士 大森
【材料】(2人前)
・白菜…1/4株
・ほたて缶詰…1缶
・ごま油…適量
・柚子の皮…適量
・料理酒…大さじ1
・◯ごと万能おだし…大さじ1
・白炒りごま…適量
【つくり方】
1.白菜は、ざく切りする。柚子の皮は薄く剥いて細切りしておく。
2.鍋に油をいれて白菜を炒める。しんなりしたら、ほたて缶詰(汁ごと)と◯ごと万能おだし、料理酒をいれて蓋をして蒸し煮し、白菜の水分で煮る。
3.器に盛りつけて、柚子の皮とごまをふりかける。