2019/9/3 │ カテゴリー:成分
食欲減退…夏の疲れが残る9月には「ビタミンB」が◎
暑い夏はどうしても食欲がない、日差しや気温も相まって、ぐったり夏バテ……。実は9月になっても、そんな夏の疲れが残っていることがあるようです。そんな"秋バテ"対策には、ビタミンB群を意識した、栄養バランスの良い食事がおすすめ。みなさんも秋バテ対策に取り入れてみては!?
まだ暑い9月も要注意! 夏バテ・秋バテするのはなんで?
「残暑」という言葉があるように、気温のピークを過ぎても、9月にはまだまだ暑い日が続きます。そんなときに陥りやすいのが「秋バテ」。基本的には夏バテと同じですが、その原因は食事にあることも多いようです。
暑い日は食欲がでず、なんとか喉に通るものを……と、さっぱりしたものばかり食べていませんか? さっぱりしたものばかりを選ぶと、栄養が偏りやすい傾向にあります。さっぱりしたものや、食べやすいものは、素麺やうどん、冷麺など、炭水化物(糖質)中心の食事が多くなりがち。疲労回復に欠かせないビタミンB群が不足しやすい傾向にあります。
加えて、のども渇くので、水分を摂りすぎてしまい、胃が余計に食べ物を受け付けにくくなることも。そうなると、余計に食欲がなくなり、またさっぱりしたもの(糖質中心メニュー)を……という悪循環になってしまい、結局夏バテに。そしてそれが、秋バテにもつながってしまうのです。
夏の食事は、栄養のバランスを考えてビタミンBを意識!
食欲も元気も出ない暑い日の食事こそ、栄養バランスを考えて、特にビタミンB群を意識してみてください。
炭水化物(糖質)ばかり摂取し、タンパク質・ミネラル・ビタミンが不足するような食事が思い当たるなら、それらを補給できる一品を追加してみませんか?
たとえば、良質なタンパク質がとれる大豆食品はであれば、お豆腐や納豆など、夏にも食べやすいものが多いものです。その他、たまご、貝類のお味噌汁、ナッツ、葉物野菜など。さっぱりしていて、夏に不足しがちな栄養を補えるものを毎日の食事にプラスしてみましょう。
また、疲労回復に欠かせない「ビタミンB群」にはいくつか種類があり、以下のような食材もおすすめです。
・ビタミンB1を多く含む食品
…豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類
・ビタミンB2を多く含む食品
…レバー類、うなぎ、牛乳
・ビタミンB6を多く含む食品
…カツオ、マグロ、サンマ、バナナ
・ビタミンB12を多く含む食品
…レバー類、カキ、サンマ、アサリ、ニシン
・葉酸を多く含む食品
…枝豆、ほうれん草、レバー類
・ナイアシンを多く含む食品
…たらこ、カツオ、レバー類、落花生
・パントテン酸を多く含む食品
…レバー類、鶏もも肉、納豆
・ビオチンを多く含む食品
…レバー類、イワシ、ニシン、卵、落花生
レバー類や魚介類、ナッツや大豆、卵などは、積極的にとりたい食品です。小さな一品としても取り入れやすい食材が多いので、食欲のない日のさっぱりごはんに、一品追加してみてはいかがでしょう?
おわりに
8月も終わると、ようやく涼しくなるかと期待するも残暑が続き、夏バテ後は秋バテに陥りがちです。余計に食欲がなくなる前に、復活に必要な栄養をバランス良く摂って、爽やかな秋を楽しむ準備をしていきましょう。
ライターの紹介
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。