- beauty talk start -
【第3回】試食メニュー紹介、雑穀&オイルを取り入れるコツ
宮前真樹さん(以下、宮前さん):
今回の試食会用に作ってくださった新しい雑穀ブレンド「美穀」のポイントを教えてください。
持田怜美先生(以下、持田先生):
真樹さんから「サラダに合う雑穀」「アンチエイジング」というリクエストをいただきました。アンチエイジングと言えば、アントシアニンのイメージが強いと思ったので、炊き上がりが紫色になるように黒米や赤米など14種類の雑穀をブレンドしました。また、サラダらしいパラパラとした食感を楽しめるように大豆など豆類もプラスして、トータルでは宝石を散りばめたような美しいブレンドを考えました。
この美穀を使った4つのサラダについて教えてください。
宮前さん:
今回は、フラックスシードオイル(亜麻仁オイル)、アルガンオイル、マカダミアナッツオイル、オリーブオイルの4種類を使い、それぞれのオイルの香りを楽しめるシンプルなレシピです。オイルそのものに苦味や深みがあるので、手軽なのにおいしいドレッシングができたと思います。雑穀は、まとめて炊いて冷凍、自然解凍したものを使いました。サラダに使う時はこの方法が便利ですね。
次は、ご参加いただいたみなさんからの質問にお答えしたいと思います。
Q.加熱に向かないオイルのアレンジを教えてください。
宮前さん:
私は、髪を洗う前にオリーブオイルやココナッツオイルをなじませたり、脚のマッサージをする時に使っています。ただし、いろいろな説があり、トラブルの原因になることもあるので、皮膚科の先生に相談するなど注意が必要ですね。
Q.食べる以外で、オイルを活用していますか?
宮前さん:
マカダミアナッツオイルやアルガンオイルは甘みとコクがあるので、肉料理の仕上げオイルとしても使っています。バニラアイスやヨーグルトにかけてもおいしいですよ。マカダミアナッツオイルは、パンケーキや焼き菓子のバター代わりに使ってもよく合うと思います。
Q.雑穀と白米のカロリーの違いは?
持田先生:
カロリーはほぼ同じです。カロリーを気にされると食べるのを控えたくなってしまうかもしれませんね。けれど、雑穀はビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養素豊富で、抗酸化成分も多く、それらの相互作用でスムーズに消化してくれる働きもあるので、気にしすぎないようにしていただきたいです。
Q.冷凍保存する時に注意することはありますか?
持田先生:
雑穀は乾燥しているので、チャック付きの保存袋で保存してください。封が開いていると冷蔵庫のニオイを吸収して、調理しても雑穀の味や香りを楽しめなくなってしまいます。また、冷凍後もできるだけ早く召し上がっていただきたいです。
持田先生:
今回の対談で、オイルと雑穀には共通点が多いことに驚きました。オイルも雑穀も、せっかく良いものを買っても保存状態が悪いと劣化(酸化)してしまいます。酸化したものを取り入れるのは体にとって良いことではないので、保存には気を付けたいですね。
宮前さん:
そうでうね。また、雑穀やオイルは、腸活をサポートしてくれることでも最近話題になっていますね。腸がきれいになると、美肌や便秘改善など、女性にうれしい変化が期待できることも。毎日、少しずつでも取り入れてもらいたいです。
本日はお集まりいただきありがとうございました。