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はと麦

イネ科ジュズダマ属

産地…北海道、富山、島根

特徴

日本へは江戸時代に伝来しました。中国では昔から病後の滋養強壮薬、また、漢方薬として育てられました。漢方の生薬名はヨクイニンといい、あの楊貴妃も愛用していたほど美容効果が高い雑穀といわれています。
近代に入ってからは厚生省のよびかけによって保健食として奨励されています。名前の由来としては鳩が好んで食べた、鳩に似ていたなど様々な説があります。
野生の多年生草本であるジュズダマの変種といわれていて、両者の形態はそっくりで区別が難しいですが、はと麦は一年生草本であり、種子が割れやすく粒型もやや細長い形状をしておりもち性で、ジュズダマは多年生草でうるち性です。
耐湿性が高く、荒れ地でもよく育ち肥料もあまりいらないのですが、虫が付きやすいことや背丈が高くなり台風の影響を受けやすいことが問題といえます。
生育期間は110日前後で、熟すまでに30日程度必要です。食用のほか、茶の原料や化粧品に使用されています。

精白米と比較したときの豊富な栄養素

  • 栄養素(100g中)
    1. エネルギー 360kcal
    2. 炭水化物 72.2g
    3. たんぱく質 13.3g
    4. 脂質 1.3g
    5. 水溶性食物繊維 0g
    6. 不溶性食物繊維 0.6g
その他 ・ビタミンB1、ビタミンB6、ナイアシンを多く含む
・ポリフェノール(カテキン)

味の特徴

たんぱくな味で少し粉ぽい素朴な風味があり、ころりと丸く噛みごたえのある食感が特徴です。

はと麦-味の特徴チャート-